頂き物小説(原神)

【頂き物】淡い想いは春風の如く(万葉夢)

※『IRIS』詩さんからのいただきものです。* * *その日はたまたま気分が向いたのだ。今回の三川花祭は例年以上に熱が入っていて、趣向を凝らした遊芸が三つも用意されている。普段は祭りに足を運ぶことがない男も、神里屋敷で用事を済ませた帰り道に…

【頂き物】雨が止むまで君の腕の中(ティナリ夢)

※『IRIS』詩さんからのいただきものです。* * *当然と言えば当然だが、雨林にはよく雨が降る。激しい雨もあれば、恵みのように優しい雨もある。予想できる雨もあれば、何の前触れもなく降る雨もある。今、アビディアの森に降っている雨は、何の前触…

【頂き物】獣の咆哮と鳥のはばたき(ティナリ夢)

『IRIS』詩さんからの頂き物です!ワードパレット画像も頂いたのでページ下に掲載しています。* * *青々とした樹々に覆われた、深いアビディアの森。本来であるならば静寂に包まれているはずの森の中に、凶暴化したマッシュロンたちのけたたましい鳴…

【頂き物】紅葉するように染まっていく(万葉夢)

※『IRIS』詩さんからの頂き物です。* * *南十字船隊の船医として働いているクラテスの朝は早い。まずやることといえば、乗組員全員の体調確認だ。船酔いをしている人には薬を渡し、怪我をしている人の包帯を変え、運動不足の人にはストレッチを勧め…